
目次
はじめに
今回は新シリーズの探鳥地案内をお送りします。
バードウォッチングをしてみたいけど、何処へ行けばいいのか?
また、休みをどう過ごそうか悩まれている方、いつもと違う風景に包まれ
自然に癒されてみたい方へ、バードウォッチングを始めてみようという
キッカケになれば幸いです。
さて、ゴールデンウィークまで、あと三週間を切りました!
新シリーズ第一回という事で、思いきって遠出してみましょう!!
上高地ってどんなとこ?
上高地は飛驒山脈(北アルプス)の谷間、長野県を流れる梓川の上流に位置しています。 大正池から横尾というスポットまで全長約10km、幅は最大1kmの堆積平野を差し、標高は約1500m、広葉樹林帯と亜高山針葉樹林帯との境で、その両者の樹木が混在し、豊かな自然と多種多様な生物が棲息するエリアです。
観光地としても有名で、特にバスで簡単にアクセス出来る河童橋周辺は、
宿泊施設やお土産物店等が数多く並び、一般の観光客や、ツアーの外国人観光客、上高地を足掛かりに穂高連峰・槍ヶ岳方面への登山客で大いに賑わっています。
どうやって行くの?
上高地へは自家用車の乗り入れは禁止されています。
そのため、長野県側の「沢渡駐車場」もしくは
岐阜県側の「平湯駐車場」より専用のシャトルバスかタクシーで
乗り入れるしかありません。
参考までに
マイカーの方
長野道経由
松本ICを降り、国道158号線を上高地方面へ約1時間で沢渡駐車場です。
中部縦貫道経由
高山ICを降り、高山市内を抜け国道158号線で約45分で平湯駐車場です。
電車の方
JR松本駅から路線バス(直通は本数少ないです)
JR松本駅から上高地線で新島々駅へ、新島々駅からバスかタクシー
JR高山駅から路線バスかタクシー
何れの方法も、少し時間がかかりますので、早めの移動が必要かと思われます。 ゆったりと過ごしたい方は、ぜひ泊まりで出かける事をお勧めします。
あと、カメラリュックも有ると便利です☆ 面白くて使いやすいの見つけました。
見所は?
探鳥地案内なので、野鳥観察という観点から見どころを追って行きましょう☆
大正池
上高地の最下流で言わば玄関口です。早朝の朝靄と立ち枯れ、鏡のような水面が美しい池です。 水場なので、水鳥や水場を好む鳥が多くみられます。
時に猛禽類が見られる事もあるようです。

大正池〜田代池
大正池から田代池へは梓川(大正池)の畔の林道を行きます。
所々川へ出られる場所もあります。 林を構成する木々は多種多様で
様々な野鳥に出逢えます。 また田代池では、水鳥を間近で見る事ができます。

田代池〜穂高橋・田代橋
この区間は、川沿いの道と、林の中の林道の2つのルートに分かれます。
おすすめは林道です。
ところどころに森が開けた所があり、絶好の観察スポットです。
また、川から少し離れる事で、鳥の囀りをよく聞く事ができます☆
穂高橋・田代橋〜河童橋
この区間からは、梓川の北岸・南岸の2つのルートに分かれます。
北岸にはウエストン碑やホテルが有り、南岸は川沿いの遊歩道です。
どちらも魅力的な景色を見る事ができます。
北岸のホテル近辺は、背の低い木々があり野鳥を近くで見る事ができます。
河童橋〜明神池
この区間も北岸・南岸の2つのルートになります。
北岸は、細かい川の流れを渡ったり、高低差が大きかったりと変化にとんだルートです。
南岸は、ビジターセンターのある小梨平というエリアを通り、少し開けた場所があります。 小梨平を過ぎると川沿いの遊歩道です。

明神池
ここは、穂高神社奥社で、参拝料を払えば池の周りを歩く事ができます。
ご飯どころや休憩所が有り、一休みするにはちょうどいい所です。
明神池〜徳沢
かなり深い森になります。徳沢にキャンプ場があり少し開けた場所も有りますが、バードウォッチングをしながらの移動速度を考えるとここまで足を延ばすのは難しいかなというのが個人的な意見です。

徳沢から先
私にとっては未開の地です。
いつかここを通り越して涸沢まで行ってみたい!!!
観察レポート(5月編)
実際に観察してであった野鳥をまとめてみます。










多すぎてえらい事になりそうなので、一分抜粋しました☆
本当にいろんな種類の鳥に出逢える場所です。
普段あまり見かけないような種類の鳥にも出逢えるチャンスが有る所ですので
機会があればぜひ出かけてみて下さい☆
ちなみに4月末頃に山開きなので、ゴールデンウィーク中は実はオンシーズンって訳ではなくて、比較的人は少ない方でいて、なおかつ葉っぱも芽吹き初めなので、鳥を観察するにはベストな時期だと思います☆