野鳥豆知識  今話題のジビエ 狩猟鳥獣とは?

最近、ジビエ料理が人気だそうです。 ジビエとはフランス語で、狩猟によって食材として捕らえられた野生の鳥獣の事を言い、畜産の反対の言葉として使われています。
私もお土産で野ウサギの肉の缶詰を頂いた事が有りますが、正直好き嫌い別れる分野の料理ですね。
しかし、日本でも、古くからマタギという狩猟で生計を立てる人々の文化が有り、狩猟肉はさほど縁遠いものではないのかもしれません。
今でもシカやイノシシ、クマなどの狩猟肉を出す宿や店は多いです。

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狩猟制度

さて、お店で出てくるジビエですが、誰でも狩りをして良い訳では有りませんし、何を捕まえても良い訳では有りません。
法治国家ですので、すべて法律で定められています。

狩りをしていい人

狩りをしていい人は、狩猟免許という資格を持っている人。
免許には4種類あり、網猟免許・わな猟免許・第一種銃猟免許(装薬)・第二種銃猟免許(空気銃)の何れかを、都道県知事実施の狩猟免許試験に合格する必要が有ります。
さらに、狩猟する都道府県に届け出、登録をし、狩猟税を納める必要が有ります。
また、猟銃を持つには、銃刀法に基づき、猟銃等講習会・実技試験・射撃教習・銃砲所持申請、他にも弾を買う申請等々様々な申請や登録をしなければなりません。

 

狩りが出来る期間

免許さえ持っていれば、いつでも「ひと狩り行こうぜ!!」出来る訳では有りません。
狩猟できる期間というものが定められています。
基本的には、農林作業の少ない期間、葉が落ちて見通しがきく期間とされていて、

北海道 10月1日~1月31日(猟区内9月15日~2月末日)

北海道以外 11月15日~2月末日(猟区内10月15日~3月15日)

の冬の期間のみ狩猟が認められています。

 

狩っていい期間

免許も持っていて、冬が来た、「さぁひと狩り行こうぜ!!」となりますが、
何処でも狩猟をして良い訳では有りません。
いきなり公園の中で鴨めがけて猟銃ぶっ放されたんじゃ事件です。
各都道府県ごとに狩猟マップが作成されていて、どの猟はOKOUTかが地図にまとめられたものが有り、これに則った場所でのみ狩猟できます。
狩りが出来ない場所の例としては、

指定猟法禁止区域(環境大臣・都道府県知事) 鳥獣保護のため指定猟法が禁止される

鳥獣保護区(環境大臣・都道府県知事)鳥獣保護のため狩猟が禁止される。

休猟区(都道府県知事) 減少している狩猟鳥獣の増加を待つため一定期間狩猟を禁止している

特定猟具禁止制限区域(都道府県知事)狩猟に伴う危険予防のため特定の猟具の使用を禁止または制限を掛けている区域

猟区・放鳥獣猟区 管理された狩猟を行うため、入猟者を制限する区域



狩ってもいい動物

さて、免許も捕って、冬に猟場へとやってきました。
「さぁ狩りだ!!」となりますが、何でもかんでも狩っていい訳では有りません。
狩りの対象となる動物や鳥はすべて決められています。

動物は20種・野鳥は28種が狩猟対象の狩猟鳥獣として指定されています。

動物は、タヌキ・キツネ・ノイヌ・ノネコ・テン(ツシマテン以外)・イタチ雄・チョウセンイタチ雄・ミンク・アナグマ・アライグマ・ヒグマ・ツキノワグマ・ハクビシン・イノシシ・二ホンジカ・タイワンリス・シマリス・ヌートリア・ユキウサギ・ノウサギの20種です。

野鳥は、カワウ・ゴイサギ・マガモ・カルガモ・コガモ・ヨシガモ・ヒドリガモ・オナガガモ・ハシビロガモ・ホシハジロ・キンクロハジロ・スズガモ・クロガモ・エゾライチョウ・ヤマドリ(コシジロヤマドリ除く)・キジ・コジュケイ・バン・ヤマシギ・タシギ・キジバト・ヒヨドリ・ニュウナイスズメ・スズメ・ムクドリ・ミヤマガラス・ハシボソガラス・ハシブトガラスの28種です。

ただ、この種だからと言って幾らでも捕っていい訳では有りません。種によって捕っていい数は定められています。

ムクドリ☆

 

 

 

 

 

 

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さいごに

これ以外にも様々なルールが定められており、もちろん違反すると、罰則も有ります。

そうそう簡単には「ひと狩り行こうぜ!!」とはできないシステムになっています。

さて、狩猟対象の鳥一覧、どうですか?中には、え??って思うものも含まれてますか?私個人的には、キジやヤマドリなんかは食用っていう認識はうっすらありますし、カモの仲間は、まぁカモ料理が有るくらいだからまだ、分からなくもない気はします。
ヤマシギはフランスのジビエ料理では高級食材らしいです。
スズメは、小学校の時の先生が子供の時に焼き鳥で食べてたと言ってたし、今でも伏見稲荷には名物として出す店が数は減ったようですがまだ有るようです。
今や、ジビエの人気はすさまじく、カラスやヒヨドリの料理を出す店もちらほら見られ、けっこう人気が有るようです。

ちょっと抵抗が!!

 

 

 

 

 

 

なかなか、普段観察していて愛着のある鳥とかだと、抵抗はありますが、気になる方は、一度試してみてもいいのではないでしょうか。
ただ、これから狩猟を始めようと思う方は、過去に狩猟鳥に似た非狩猟鳥の雌を撃って捕えた写真が雑誌に載って、大問題になった事が有るようです。撃った本人も、掲載した編集部も気づかなかったとか。

 

こういった問題も有りますので、十分気を付ける必要が有りそうです。

特に、自分で狩って捌くのは、法律面・衛生面ともに自己責任ですので、くれぐれもお気を付けください。

 

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