野鳥豆知識 世界一の記録を持つ鳥たち!!

人間の世界ですと、オリンピックの金メダリストや、世界大会の優勝者、または、ギネス記録保持者が世界一ですが、世界一という記録は人以外の生物も持っています。
今回はそんな世界一の野鳥を紹介したいと思います。
なんと世界一の称号を持った鳥が日本でも見られます。

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世界一速い鳥(急降下部門)

ハヤブサ

ハヤブサは日本でもお馴染みの鳥ですね。
バイクや新幹線の名称にも使われていて、速さ・機動力の象徴のようなイメージです。

実はそのイメージは間違っていなくて、世界一速い鳥としてギネス認定されています。
登録内容は、急降下時に300km/hのスピードが出るということです。
まさに新幹線並みの速度!!!
こんなスピードで襲われたら逃げれる気しないですよね。

 

ただ、注目したいのはあくまで「急降下時の速さ」ということです。
ということ水平方向にはもっと早い鳥がいるってこと?

世界一速い鳥(水平移動部門)

ハリオアマツバメ

あまり聞きなれない名前ですが、この鳥も日本で見られる鳥です。

尾瀬では毎年のようにやってきています。
湿地の中のおそらく水場の上を飛び続けているのでしょう。

参考画像です。写ってません(泣)

 

 

 

 

 

 

この鳥の水平飛翔のスピードは約170km/hです。
200km/h以上出ているとの情報も有ります。

今、日本だけでなく全米を夢中にさせている大谷翔平選手の持つ日本記録の球速が165km/hです。
メジャーリーグの公式最速記録がチャップマンの169km/h、非公式記録だと170km/hの記録も持っています。

この例えだと、ハリオアマツバメが早いのか、それくらいの速さの球を投げれる人が凄いのか、どっちが凄いかよくわからなってしまいましたが、それくらいの速度で飛べる鳥です。

関連:ハリオアマツバメが見られる尾瀬の情報はこちら☆

探鳥地案内 尾瀬シリーズ 初夏の尾瀬沼6月

探鳥地案内 尾瀬ヶ原 6月編

 

世界一高い所を飛ぶ鳥

世界最高峰エベレストを擁するヒマラヤ山脈を越えていくアネハヅルという鳥がメディア等でも紹介されたため有名です。
日本にも稀に迷鳥として飛来する事が有ります。
飛来すると、地方新聞に掲載されるくらいの知名度と珍しさです。
しかし、旭川動物園や多摩動物園など、飼育している動物園も多いので会いに行くことは可能です。
この鳥は高度8000mくらいまで上昇し飛ぶことが出来るそうです。
すごいですよね。

でも、もっと高くを飛んだ記録を持つ鳥がいます。

記録上の最高高度は、マダラハゲワシという鳥が、
高度約37,000ft(11,300m)という高高度で飛行機と衝突するという事故を起こしています。

11,300mってピンとこないですが、どれくらいすごいかといいますと、今何かと話題のアイアンマンというヒーローがいます。

このアイアンマンの映画第一作目で、どこまで高く飛べるかを試験している最中に、パワードスーツが凍り付きシステムダウン、墜落してしまうという大ピンチになったシーンがあります。
この時の高度が約40,000ft(12,000m)付近でした。

あのアイアンマンも凍ってしまうような高さを飛んでる生身の鳥なんです。
すご過ぎます!!

 

Huluプレミア

いまいちアイアンマンじゃわかんないよ!
ということで、少し数字で見てみましょう。

細かいことは気にせずに、単純にこの高度だとどんな状況なのかを調べてみますと、

地上の気温が25℃で、地上の酸素濃度を100%ととすると、

富士山(3,776m) 気温2℃ 酸素濃度64%

エベレスト(8,848m) 気温―28℃ 酸素濃度33%

マダラハゲワシ(11,300m) 気温―43℃ 酸素濃度23%

アイアンマン初期(12,000m)気温―47℃ 酸素濃度21%

となります。

気温―43℃で、地上の1/5の濃度しかない場所を飛んでいるなんて、

どうかしてるぜ!!

ということで、ドキュメント番組なんかだと、死肉を喰らうおぞましいキャラで描かれがちな鳥なのですが、如何にすごい能力を持っているかがお分かりいただけたかと思います☆

世界一深く潜る鳥

コウテイペンギンというペンギンです。
日本では水族館などで飼育されている事が有ります。
ちなみに、そっくりなオウサマペンギンというものも飼育されている事が有りますが、別の種類なので気を付けましょう☆

このコウテイペンギン深さ約630mまで潜ったという記録があります。

多分オウサマの方です。奥の大きいやつ。

 

 

 

 

 

 

ここでも細かいことは気にせず、単純な計算にしてみましょう。

水圧は1mごとに0.1気圧上がっていきます。
それに加えてもともとの大気が水面を推す力が1気圧あるので、
1+○○m×0.1気圧ということになります。

ざっくり計算で630mまで潜ったペンギン君の体には、
1+630×0.1=64気圧、の水圧がかかっていることになります☆

では64気圧ってどんなもんなんでしょうか?

天気予報で今日の気圧は○○ヘクトパスカルとか言っているの聞いたことありますよね。

地球上では1013ヘクトパスカルが1気圧とされています。
この1013より小さいと低気圧と言う訳です。

で、1013ヘクトパスカルがどれくらいの力か計算をしますと、

10.34トン/㎡、1㎡辺り約10トンの力が掛かっていることになります。

これは、1指先ほどの面積1㎠にすると、1kgの力です。

人間はこの力の中で生きていけるようになっているので、つぶされることはありません。

ペンギンは今64気圧のかかる深さ630mにいますから、地上の64倍の力を受けています。

指先ほどの面積に64kgの力が掛かっている状態です。
この力を全身に受けながら平然と泳いでいる訳です。

ちなみに各国の原子力潜水艦なども、ここまで潜れるものは最新鋭の一部のクラスだけです。
600m以下で圧壊してしまうという事故も過去にはいくつも起こっています。

 

そんな世界を生身で泳ぐとは可愛いだけでなくすごい能力を持っています。

さいごに

どの鳥の能力も凄いですね、すごいという言葉で済ますのはどうなんだと思うくらいです。

今回紹介した鳥のほとんどは、野生ないしは飼育されているものが実際に日本でも見られる鳥です。
マダラハゲワシは飼育されているところが見つけられなかったので、おそらく見ることは難しいかと思われます。

もし何かの機会に見かけたら、こんな能力があるんだということを少しでも思い出していただければ、すこし楽しみ方も増えるんではないでしょうか☆

 

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