野鳥図鑑  集団で大移動する鷹 サシバ


春や秋に渡りをする鳥は多くいます。 小さなヒタキ類からツル・ハクチョウなどの大型の鳥まで非常に多くの種が渡りをしますが、猛禽類も例外では有りません。
今回は渡りをする鷹の代表種、サシバを紹介します。

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まずは体の特徴からです。 大きさは約46cmでカラスより少し小さな鳥です。
体の色ですが、体の上面と胸が茶褐色で、体の下側は白っぽく、お腹に淡い褐色の横縞模様が有ります。
また喉元は白く中央に黒い筋が有るのも特徴です。
雄の頭は灰褐色で、雌の眉斑は雄より目立ちます。
見たことはありませんが、稀に全体的に色が濃く黒っぽい個体も居て暗色型と呼ばれているようです。

お向かいさんのアンテナに!!

 

 

 

 

 

 

続いて生態に関してですが、日本には繁殖のために夏鳥として渡来します。
4月頃から姿を見せ始め、秋には東南アジア方面へ越冬のため渡っていきます。
一部途中の沖縄・南西諸島で越冬してしまうものも少数存在します。
日本では主に九州から本州にかけての1000m以下程度の山林を好み棲みつきます。
食性は肉食で、ヘビやカエルなどの爬虫類・両生類、バッタなどの昆虫を捕えて食べます。
稀にネズミなどの小型の哺乳類を捕えることも有ります。

何かを捕らえて食べてる!!

 

 

 

 

 

 

関連:渡りについてはこちらの記事へ

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水田などの視界の広い場所で狩りをすることが多く、特に谷地で林などに囲まれた谷津田(やつだ)と呼ばれるような地形・環境を好み良く観察できるポイントです。

谷津に棲む個体☆

 

 

 

 

 

 

タイトルにも書きましたが、このサシバは渡りをする鷹です。
それも、多くの個体が集まり・数を増やしながら集団で渡っていきます。
サシバだけでなく、ハチクマ、ノスリ、ツミなどいろいろな種の鷹が
まとまって移動する様は非常に生態的、学術的に面白く、渡りの時期になると、その経路上のポイントでは鷹の渡りを目当てとしたバーダーたちで大いににぎわいます。

 

カウント数をネットで公表しているポイントもある程です。
有名なのは、長野県・岐阜県の県境、白樺峠です。
多い日には一日に2~3000羽、シーズンを通して14000羽もの猛禽類がこの白樺峠を越えていきます。
一度は見てみたい光景です☆

関連:こんな猛禽類も一緒になって移動する☆

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さて、このように大集団で渡りをするサシバですが、日本では非常に数が減ってきている湯でもあります。
現在環境省のレッドリストに絶滅危惧Ⅱ類として掲載されていて、絶滅危惧種の指定を受けています。
絶滅危惧種の集団という事で、ますます貴重な風景だと言えますね☆
街中などではまず見ることは無い種ですが、少し郊外の田園地帯などでは見ることも有る鳥です。電柱の上などが格好のポイントで、良く留まっています。
うちの様に田んぼの近くだと、テレビアンテナにも泊まりに来ることが有ります☆(笑)

 

とりわけ栃木県市貝町ではサシバが多く繁殖していることが分かり、サシバの里として町おこしを進めているところです。
もし近くを通られる際は、道の駅なんかも有りますので立ち寄られてみてはいかがでしょうか?

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