野鳥図鑑 実際好物ではないけど・・・サンショウクイ

山椒は小粒でもぴりりと辛い」ということわざがあります。
体は小さくても才能や力量が優れていて侮れない様を、小さい実なのにピリリとした刺激のある山椒の実に例えたことわざです。
このことわざの意味から名付けられたのではなく、読んだままの文、山椒を食べて辛そう!!
というところから名付けられた鳥がいます。
今回はそんな洒落のような名付け方をされた、サンショウクイを紹介します。

スポンサーリンク

まずは、体の特徴からです。 大きさは約20cmで、ムクドリより小さいくらいです。
尾羽が長く、シルエットはかなりスリムに見えます。
体の色は背中側は灰色で、お腹側は白、翼は黒っぽい色をしています。
色味がハクセキレイに少し似ていますが、高いところにいる事、留まる姿勢が、サンショウクイは縦型、セキレイは横型という違いがあり見分けられます。

留り方が縦型☆

 

 

 

 

 

 

生態ですが、日本へは本州以南の地域に繁殖のため夏鳥として渡ってきます。九州南部・南西諸島では、リュウキュウサンショウクイという亜種が留鳥として生息しています。
夏に渡ってきたサンショウクイは、平地から山地の広葉樹からなる森林に棲みつきます。
比較的高い木を好み、巣も高い木の横枝にコケやクモの巣を固めたお椀状の巣を作ります。
コサメビタキの巣の作り方に似ていますね☆

関連:巣作りが似ているコサメビタキはこちら☆

野鳥図鑑 モノトーンのおしゃれな鳥 コサメビタキ

 

鳴き声が「ヒリリ―」とサンショウを食べて辛そうに聞こえることから、冒頭の山椒は小粒でもピリリと辛いということわざが連想されて、サンショウクイ(山椒食)という名前になったというのが和名の由来です。

後ろ姿も綺麗☆

 

 

 

 

 

 

ちなみに山椒はミカンの仲間で、落葉広葉樹林に自生している落葉低木です。
少し湿った環境に多い木で、通常は高さ3mほど、大きいものは5mくらいまで育ちます。
3~5mでも、樹木の世界では低木になってしまうのが凄いですね。
6月~7月頃から実を付けて、完熟するのは9月~11月のようです。

 

サンショウクイは夏鳥なので、日本に滞在している期間と、山椒が実っている期間はドンピシャです。
サンショウクイは高いところを好むのですが、5mくらいになっている実なら食べにくるかもしれません☆

実際熟れた山椒の実には野鳥が結構集まります。

ただ、今のところ、サンショウクイが山椒の実を好んで食べているかというと、そういう事実は確認されておらず、ただ鳴き声が「ヒリリ」と聞こえるだけです。

洒落で名付けられた鳥ですが、見た目は、スリムで尾が長く、カッコイイ鳥です。
少し高いところにいることが多く観察しにくいところはありますが、群れていることが多く探しやすい鳥です。

綺麗なカッコいい鳥

 

 

 

 

 

 

今までの経験上、戸隠や軽井沢など比較的標高の高い森で見ることが多いです。

 

秋に日本から帰る前に、熟れた山椒を食べるサンショウクイが見られるとちょっと面白いのですが、ぜひ皆さんも今のうちから目ぼしい山椒の木を見つけて準備しておきましょう☆

関連:戸隠・軽井沢の情報はこちらで紹介しています☆

探鳥地案内 長野県 戸隠森林植物園 春 5月編

探鳥地案内 長野県 春の軽井沢野鳥の森

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)