野鳥図鑑 夏期限定 高原の黒いヒタキ ノビタキ

高原の一面緑の草原に、良く映える黒い鳥がいます。
体は小さいですが、存在感バツグン。
高原の鳥の代名詞といっていいほど高原が似合う鳥、ノビタキを紹介します。

スポンサーリンク

まず体の特徴ですが、大きさは約13cmでスズメより少し小さい鳥です。
体の色ですが、雄の夏羽が、頭から喉元、背中から尾と翼が黒く、胸が橙色です。
お腹は白く、翼にも白い斑紋が有ります。
雄の冬羽と雌は全身が黄色味を帯びた褐色で、枯草と見分けがつかないくらい地味な色となります。

雄 冬羽

 

 

 

 

 

 

夏羽 雌

 

 

 

 

 

 

次に生態ですが、本州中部より北側・北海道では繁殖のために渡ってくる夏鳥として、本州中部より南の地域では、春・秋の移動の時期に見られる旅鳥として観察できます。ただ、本州中部以南でも九州地方の高原では繁殖例が有るようです。
また、八重山諸島では越冬したという例もあります。

関連:渡りの区分についてはこちらの記事で☆

野鳥豆知識 渡りの区分って何??

 

 

北海道では平地の草原、本州では標高の高い高原で繁殖をします。
この繁殖期の夏の間だけ、雄の夏羽の黒い色が見られます。
渡りの時期になると、平地の公園等でも見られる事が有りますが皆茶色っぽく地味な色になってしまっています。

 

冬羽 雌

 

 

 

 

 

 

名前の由来は、そのままの意味で、野原にいるヒタキから来ています。
その名の通り、高原の湿地や草原、牧草地などの、開けた環境を好み、主に昆虫などを捕まえています。
木道の杭や、草原の中の少し背の高い草など、見渡しの良いところに良く留まっています。
比較的目立つところにいる事、木道などでも見かけることが有り、身近なところ、また、見た目の色も可愛いことなどから、ハイカーにも人気が有るんではないでしょうか☆

木道に現れた夏羽の雄

 

 

 

 

 

 

同じような環境を好む鳥は、ホオアカなどですが、夏羽のノビタキ雄に比べると地味ですから、やはり知名度・人気ともにノビタキに軍配が上がりそうです。

関連:夏の高原のライバル、ホオアカはこちらの記事で☆

野鳥図鑑 赤いほっぺの照れ屋さん ホオアカ

 

 

ちなみにノビタキは夏の季語となっていて、俳句や歌の世界でも親しまれているようです。
季語の中では夏は3つに分かれていて、初夏・仲夏・晩夏を合わせて三夏と呼ぶそうです。
ノビタキはこの三夏すべての季語となっていて、もはや夏の風物詩といってもいいくらいです。
標高の高い湿原・草原にまず間違いなくいる高原では身近な鳥です。
奥日光戦場ヶ原・尾瀬・霧ケ峰高原などでは、ごく普通に見られます。

関連:ノビタキが見られる場所はこちら☆

探鳥地案内 奥日光 戦場ヶ原

探鳥地案内 尾瀬ヶ原 6月編

旅ならるるぶトラベル

秋には平地でも見るチャンスはありますし、茶色い姿も可愛いのですが、せっかくなので少し足を延ばして、三夏の風物詩にもなっている期間限定色の黒い可愛い姿を探しに行ってみてはいかがでしょうか☆
きっと虜になるはずです♪



スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)