国立公園・国定公園・国営公園の違いって?

有名な探鳥地には、国立公園や国定公園が多く含まれています。 また、紛らわしい国営公園なんてのもあります。 今回は、この普段あまり気にしない違いをまとめてみたいと思います。 せっかくなので、国立公園の特徴もまとめてみましたので、お出かけの参考になればと思います。

国立公園

定義

日本を代表する自然の風景地を保護するとともに、利用の促進を図るために環境省(環境大臣)によって指定された公園で、自然公園法という法律に則り、環境省(国)が直接管理する公園の事です。 この国が直接管理するというのがポイントです。

何か所あるのか?

現在国立公園に指定されているのは、全国に34か所です。
最も古いものは、1934年に指定された、瀬戸内海・雲仙・霧島の三か所で、最も新しいものは2017年に指定された奄美群島となっています。

何処にあって何が見どころ?

北海道(6カ所)

利尻礼文サロベツ国立公園
(山岳・花畑・海食崖・湿原・海岸砂丘等の変化に富んだ景観の日本最北の国立公園)
知床国立公園
(火山活動・流氷によって形成された景観と豊かな野生生物)
阿寒摩周国立公園
(日本最大のカルデラ地形)
釧路湿原国立公園
(日本最大の湿原と蛇行河川)
大雪山国立公園
(北海道の屋根と称される2000m級の山々・日本で一番広い国立公園)
支笏洞爺国立公園
(活火山の活動をまじかで見られる)

東北(3カ所)

十和田八幡平国立公園
(深い原生林と渓流・多くの温泉もある)
三陸復興国立公園
(大断崖とリアス式海岸)
磐梯朝日国立公園
(山岳景観・陸域では日本で2番目に広い)

磐梯朝日国立公園 浄土平

 

 

 

 

 

 

関東(6カ所)

日光国立公園
(山岳・湖沼・滝・湿原等の自然風景と東照宮をはじめとする文化遺産)

日光国立公園 戦場ヶ原

 

 

 

 

 

 

尾瀬国立公園
(本州最大の高層湿原・日本の自然保護の原点とされる)

尾瀬国立公園 尾瀬ケ原

 

 

 

 

 

 

秩父奥多摩甲斐国立公園
(首都圏から最も近い・山岳・峡谷風景に富む)
小笠原国立公園
(亜熱帯にある海洋島・独自の進化と遂げた生態系の宝庫)
富士箱根伊豆国立公園
(富士火山帯に属する火山地形や温泉)
南アルプス国立公園
(3000m級の高峰を多数有する山岳・氷河地形が残る・山岳信仰の対象)

以下の記事で見どころを紹介していますのでぜひ見てみて下さい☆

尾瀬国立公園は、探鳥地案内 尾瀬 へどうぞ☆

日光国立公園は、探鳥地案内 奥日光 戦場ヶ原 へどうぞ☆

中部(5カ所)

上信越高原国立公園
(活火山である浅間山・草津白根山等をはじめとする変化に富んだ山岳風景)
妙高戸隠連山国立公園
(平成27年に指定されたばかり、火山性連峰・カルデラ・非火山の孤峰等個性的な山々の集合地)
中部山岳国立公園
(北アルプス一帯を占める日本を代表する山岳風景)

中部山岳国立公園 上高地

 

 

 

 

 

 

白山国立公園
(ユネスコエコパークにも指定された自然性の高い公園)
伊勢志摩国立公園
(民有地の割合が96%以上・人と自然のかかわり方を垣間見れる公園)

以下の記事で、見どころを書いていますのでぜひ、見てみて下さい☆

中部山岳国立公園は、探鳥地案内 上高地 へどうぞ☆

近畿(3カ所)

吉野熊野国立公園
(世界文化遺産も含まれ、山岳から河川・海岸までを含んだ公園)
山陰海岸国立公園
(海食崖・海食洞・岩礁や砂丘などの変化に富んだ海岸風景・地質の公園とも呼ばれる)
瀬戸内海国立公園(近畿・中国四国・九州共同)
(大小多数の島々によって形成される内海の景観)

中国四国(3カ所)

瀬戸内海国立公園(近畿・中国四国・九州共同)
大山隠岐国立公園
(山岳地帯・海岸部・島嶼部等変化に富んだ風景)
足摺宇和海国立公園
(四国南西部に位置し、黒潮による恩恵を受け亜熱帯性のサンゴや海洋生物が見られる)

九州(10カ所)

瀬戸内海国立公園(近畿・中国四国・九州共同)
西海国立公園
(九十九島から五島列島へ続く多島海風景)
雲仙天草国立公園
(雲仙岳の火山景観と天草の島嶼風景)
阿蘇くじゅう国立公園
(阿蘇山を始めとする火山風景と周囲に広がる広大な草原)
霧島錦江湾国立公園
(霧島地域の火山風景と、桜島を中心とする錦江湾の風景)
屋久島国立公園
(樹齢千年を超える巨木の天然林を有する九州最高峰の山岳島)
奄美群島国立公園
(平成29年に指定されたばかりの公園・多様な自然環境で独自の生態系を持つ)
やんばる国立公園
(国内最大の亜熱帯照葉樹林帯)
慶良間諸島国立公園
(大小30程の島嶼からなる・透明度の高い海域景観・高密度のサンゴ礁)
西表石垣国立公園
(日本最南端の国立公園・原生に近い亜熱帯性常緑広葉樹林帯)

どの場所も日本を代表するような景観であったり、複雑怪奇・珍しい貴重な景観であったり、独特で独自の生態系を持ち固有種が多くいたりと、とても魅力的な場所となっています。

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国定公園

定義

国立公園に準じる自然の風景地として環境省(環境大臣)が指定した公園で、自然公園法という法律に則り、都道府県が管理する公園を指します。
あくまで指定するのは環境大臣(国)ですが、管理をするのは都道府県というのがポイントです。

何か所あるの?

もっとも古いものは1950年に指定を受けた琵琶湖国定公園、最も新しいものは2016年に指定を受けた京都丹波高原国定公園で、延べ64か所が指定を受けていますが、国立公園に昇格・編入されたものもあるため、現在は56か所の国定公園が指定されています。

指定の基準

定義としては国立公園に準ずる景勝地とありますが、地域住民や自治体の動き・意識にも差があるため、指定範囲にばらつきもでているようです。例えば日本アルプスでは中央アルプス(木曽山脈)だけが、国立公園・国定公園の指定を受けていません。 日本三景(宮島・松島・天橋立)のうち松島もどちらの指定も受けておらず、4か所ある世界自然遺産の中で白神山地だけがいずれの指定も受けていないというように、有名な景勝地でも指定を受けていない場所があるようです。

国営公園

国立公園・国定公園ににた国営公園ですが、こちらは全く別物です。

都市公園法という法律の必要要件を満たしている公園・緑地で国土交通省(国)が指定する営造物公園です。国交省の指定というところと自然公園ではなく営造物公園というところがポイントです。

全国に17か所存在します。

さいごに

国立公園・国定公園は豊かな自然があり、国営公園も、緑が整備された広大な都市公園なので、いずれの場所でも多種多様な生物・野鳥に出会えるチャンスが大いにあります。 特に国立公園に関しては、特殊な自然環境や手付かずの自然が広がっているので、珍しい種や固有種も有ったりと非常に貴重な場所です。 ぜひ一度は行っておきたいところだと思います。 私もほとんど行った事がないので、一つずつしっかり巡ってみたいなと思います。

なかなか時間が取れませんので、いつになるかはわかりませんが・・・

 

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