野鳥図鑑 日本三鳴鳥の一角 コマドリ

野鳥はそれぞれ特徴のある囀りをしますが、特に美しい声で囀る鳥の種ということで、日本三鳴鳥として愛されてきた種がその名の通り三種います。ウグイス・オオルリと今回紹介するコマドリです。

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まずは体の特徴です。 大きさは13.5~14.5cm、スズメと同じか少し小さいくらいの鳥です。体の色ですが、雄は頭と胸の辺りが橙がかった赤褐色、背中・翼・尾が橙褐色で、お腹側は灰色です。 雌は頭部・胸・体の上面が橙褐色、お腹側は灰色という色をしています。 嘴は黒い色で、細長い形をしています。

かわいいー!!

 

 

 

 

 

 

続いて生態ですが、日本へは九州以北のエリアに繁殖のために夏鳥として渡ってきます。
伊豆諸島・種子島・屋久島では、タネコマドリ(ヤクコマドリ)という固有亜種が留鳥として生息しています。
主に、亜高山帯の針葉樹林もしくは混交樹林帯の渓谷・崖地で、笹等の下草が多い場所を好む傾向が有り、苔のむした岩などが非常に似合う鳥ですが、なかなか姿を見ることが出来ません。

 

三鳴鳥としても名高いコマドリですが、非常に綺麗で良く通る声で「ピリリリリリリ」と囀ります。この声が「ヒンカラカラカラ・・・」と聞きなされ、馬のいななきと似ているとされ駒鳥(コマドリ)という名前になったというのが和名の由来となっています。

関連:日本三鳴鳥はこんな鳥たち☆

野鳥図鑑 春と言えばこの鳥 ウグイス

野鳥図鑑 幸せの青い鳥 別名瑠璃鳥 オオルリ

 

さて生物には和名や英名の他に学名という物が有ります。
ヒトであれば、Homo.sapiens(ホモ.サピエンス)が学名です。意味としてはHomoがヒト属、sapiensが種を表しています。いわば生物の分類が学名となっています。
コマドリはといいますと、Lurvivora akahigeという学名が名付けられています。ノゴマ属のアカヒゲという意味の名前です。

なんか変ですね??アカヒゲ?

ちなみに、南西諸島に棲む固有種のアカヒゲという鳥がいます。姿も似たような鳥なのですが、こちらの学名はというと、Lurvivora komadoriです。
なんか予想通りの名前が出てきました。
ノゴマ属のコマドリという名前です。
これは、名前を登録する際に取り違えてしまったのが原因とされています。
訂正・変更とかはできないのもなのですかね?
詳しいシステムは分かりませんが、結構珍しい例なので、2種類まとめて覚えてしまいましょう☆

ちなみに、両種は少し前までは、それぞれErithacus akahige(コマドリ属アカヒゲ)、Erithacus komadori(コマドリ属コマドリ)という名前でしたが、DNAを解析したところコマドリ属ではなくノゴマ属に近いという解析結果が出たということで、2012年の鳥類目録の改定時にノゴマ属へと変更されています。ちなみにコマドリが抜けたコマドリ属ですが今現在Erithacusはヨーロッパコマドリ属となっています。
ちょっとややこしいですね。

ということはコマドリはそもそもコマドリ属では無くて、しかもアカヒゲでもないのに、コマドリ属のアカヒゲと呼ばれ続けていたと、なんとも切ないじゃありませんか。

苗字も名前も違ってたなんて・・・

アカヒゲじゃないよん!!

 

 

 

 

 

 

 

さて、こんな感じで学名に関してはいろいろと話題の事欠かないコマドリですが、見た目も可愛く・声も綺麗、天は二物を与えましたね、この子には。

ただ、なかなか姿を見せてくれないのが難点です。
上高地・尾瀬ヶ原と尾瀬沼の間の山道では、非常に鳴き声が良く聞こえるので出会えるチャンスが有ると思います。
あとは、長野県の白駒池・奥日光刈込湖切込湖・山梨県柳沢峠なども良く出会えるという噂を聞く場所です。

関連:コマドリにはここで会える!!

探鳥地案内 上高地(5月編)

検索 探鳥地案内 尾瀬シリーズ 初夏の尾瀬沼6月

 

ぜひ、可愛い姿を探してみてはいかがでしょうか☆
例外なく景色・雰囲気の良いところに棲んでいるので、見つけられなくてもその他の景色や生物との出会いできっと満足できると思います。

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