野鳥図鑑  ブラックスワン 黒い白鳥 コクチョウ

金融・経済の分野で、あり得ないことが起こることを、ブラックスワンと呼びます。
記憶に新しいところで、リーマンショックやイギリスのEU離脱、直近ではトランプ大統領の就任もブラックスワンと呼ばれます。
今回はこのブラックスワンの語源となった鳥、コクチョウを紹介します。

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まずは体の特徴からです。 大きさは110~140cmで、コハクチョウと同じくらいの大きさです。
体の色は黒く、翼を開くと中は白い色、嘴が赤いのも特徴です。
シルエットは完全にハクチョウですが、色が黒い。
まさに名前通り黒鳥・ブラックスワンです。

まさに黒い白鳥!!

 

 

 

 

 

 

次に生態ですが、本来日本には生存していない外来種です。
今現在は、特定外来種等の指定は受けていませんが、繁殖力の強い鳥で、今後生息地が競合するハクチョウなどの生態系を乱すようなことになれば指定を受ける可能性はあります。

関連:外来種について解説した記事です☆

野鳥豆知識 外来種!!

 

もともとはオーストラリアの固有種です。
おそらく飼育されていたものが籠脱け、逸出したものが繁殖し定住したものといわれています。
国内では主に茨城県・一部宮崎県での繁殖が確認されており、特に関東地方での観察例が多い鳥です。

 

日本では冬に繁殖を行うのですが、これは元々いたオーストラリアの夏にあたります。
日本に住んではいるものの、遺伝子レベルではまだオーストラリアの周期に合ったままなのかもしれません。
ちょっと面白い興味深い内容ですね☆
ちなみに、雛は灰色で、ハクチョウの雛と区別がつきません(笑)
主に湖にいて水草などを食べていますが、陸上に上がって陸で草を食べることも有ります。

可愛い☆

 

 

 

 

 

 

さてこのコクチョウですが、元々、欧米などでは黒い白鳥など絶対に居ない、あり得ないと考えられていました。
無駄な努力を皮肉る言い方で、「ブラックスワンを探すようなもの」とい言い回しをするほど当時はあり得ない存在だとされていました。
しかし、その存在し得ないはずのブラックスワンが、オーストラリアで発見され、世界中の鳥類学者をはじめ、多くの人々が驚愕します。
そして、ブラックスワンの持つ隠喩は「あり得ないこと」という意味から、「あり得ないことが起こる事」へと変化をします。
その結果として、冒頭の金融・経済用語としてのブラックスワンが生まれました。

 

金融業界でのブラックスワンは、あまりいい意味ではなく、暴落などの悪い意味で使われます。
最近あまり見なくなりましたが、某保険会社のCMでも憎めないけどちょっと悪いやつ的な役回りで登場していました。
なんか悪いイメージが有るのでしょうか。

しかし、現実は、まんま黒い白鳥なので仕草なども可愛いですし、ちょっと特別感が有ってカッコいいです。

 

茨城県の水戸市にある日本三大庭園のひとつ、偕楽園の横にある千波湖というところを繁殖地としている個体が多いようです。
普通に公園内を歩いていたりします。

微笑ましい光景☆

 

 

 

 

 

 

何かの機会で近くへ寄られる事が有りましたら、一度会いに行ってみてはいかがでしょうか☆ あり得ないことが起こるかもしれませんよ☆
もちろんいい意味で☆

 

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