野鳥豆知識  国内希少野生動植物種とは

国内外の絶滅する危機に面している野生生物の種を保存するために様々な取り組みが行われています。
絶滅の恐れがあるものをランク分けし、保護・管理するリスト、レッドリストやレッドデータブックが大きな例ですが、その中の絶滅危惧種の中からさらに選ばれて保護されているものがいます。

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国内希少野生動植物の指定

レッドリストの絶滅危惧種(絶滅危惧Ⅰ類Ⅱ類)の指定を受けているもののうち、人為の影響によって生息・生育に支障をきたしているものの中から選ばれます。
第一回目の指定は平成5年で、随時追加登録されています。
要は、人が開発や開拓することで住処がなくなったりした種、人が絶滅に追いやった種なら、原因もわかりやすいので、対策も取りやすいと言う訳です。
また、新種や国内で初めて生息が確認された初確認種、絶滅したと思われていた種が見つかった場合の再確認種のうち、特に保存に緊急性が必要なものには、緊急指定種に指定して保護を図っています。
また、われわれ一般の国民からも指定に関する提案を常に募集しています。
環境省のホームページに提案方法の詳細が記載されています。

関連:絶滅危惧種に関してはこちらへ☆

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指定されるとどうなる?

指定された種の個体等の扱いに以下の規制がかかります。
輸出入の禁止、譲渡し等の禁止、販売目的の陳列・広告の禁止、捕獲等の禁止。
また、生息地が保護区に指定されます。現在9地区が指定されています。
さらに、保護増殖計画が施行されます。現在は51もの計画が立案・施行されています。
もちろん法律に則って実行されていますので、規制を破って捕まえたりすると罰則が有ります。

関連:野鳥を守るためのルールにはこんなものも☆

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どんな鳥が指定されている?

さて、では現在希少種の指定を受けている鳥はどんなものがいるでしょうか?

・シジュウカラガン 平成5年

・エトピリカ    平成5年

・ウミガラス    平成5年

・ヘラシギ     平成29年

・アマミヤマシギ  平成5年

・カラフトアオアシシギ 平成5年

・コウノトリ    平成5年

・トキ       平成5年

・キンバト     平成5年

・アカガシラカラスバト 平成5年

 

・ヨナグニカラスバト  平成5年

・イヌワシ     平成5年

・チュウヒ     平成29年

・オガサワラノスリ 平成5年

・オジロワシ    平成5年

・オオワシ     平成5年

・クマタカ     平成5年

・カンムリワシ   平成5年

・シマハヤブサ   平成5年

・ハヤブサ     平成5年

 

・ライチョウ    平成5年

・タンチョウ    平成5年

・シマアオジ    平成29年

・ヤンバルクイナ  平成5年

・オガサワラカワラヒワ 平成5年

・ハハジマメグロ  平成5年

・オオセッカ    平成5年

・アカヒゲ     平成5年

・ホントウアカヒゲ 平成5年

・ウスアカヒゲ   平成5年

 

・オオトラツグミ  平成5年

・ヤイロチョウ   平成5年

・チシマウガラス  平成5年

・オーストンオオアカゲラ 平成5年

・ミユビゲラ    平成5年

・ノグチゲラ    平成5年

・アホウドリ    平成5年

・ワシミミズク   平成9年

・シマフクロウ   平成5年

以上39種が指定を受けています。

昨年チュウヒ・シマアオジが追加指定されているように、随時追加指定して言っている状況です。
逆にオオタカはレッドリスト上でも絶滅危惧種から指定を外れたことを受け、こちらの希少種リストからも外れる方向で話が進んでいるようです。

復活のオオタカ!!

 

 

 

 

 

 

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さいごに

今現在は39種の指定ですが、この先どんどん増えるかもしれないし、保護のかいあって減っていくかもしれません。
オオタカの様に数が増えて指定から外れればいいのですが、なかなか簡単には行かないようです。
私が鳥に興味を持ち始めてすぐのころに、渡良瀬遊水地にチュウヒのねぐら入りを見に行った事が有ります。
ねぐら入りするチュウヒの中に、ハイイロチュウヒという種が混ざっており、中でもハイイロチュウヒの成鳥の雄は、体の色が綺麗な灰色で凄くカッコが良く、しかも超絶数が少なく珍しいことから、超人気で、周りの方は皆ハイイロチュウヒの雄が目当てで集まっていました。
一羽、また一羽と葦原の上に姿を現すのですが、どれも灰色ではなく茶色です。
この茶色のチュウヒのことを、珍しくないタダのチュウヒということで、皆タダチュウと呼んでいました。その時点でも、チュウヒ自体局所的にしか見られず珍しい鳥だったのですが、
昨年、希少種のリストに載ってしまいました。
もうタダチュウとか言ってる場合じゃないほど減ってきているということでしょう。
これ以上希少種が増えないためにも、大きな事は出来なくても、ごみのポイ捨てはしないだとか、保護区域へ入る際の靴を洗うなどの決められたルールをしっかり守るだとか、当たり前の事、小さなことからしっかりやって行かないといけませんね。

 

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