野鳥図鑑 高原に朝を告げる鳥 カッコウ

「カッコウ、カッコウ、朝だよ。」という歌い出しの曲を小学校で歌った気がするのですがみなさんはどうでしょうか?? たしかに高原で聞くカッコウの声は気持ちいいですね。
という事で、今回はカッコウを紹介します。

 

いろんな変わった特徴のおかげで様々な書籍や作品にも出てくるカッコウですが、 まずは、体の特徴からです。
大きさは約35cm、ハトと同じくらいでしょうか。
ハトよりは少し細身な気がしますが。
色は頭・胸と体の上面は青灰色、翼と尾が黒っぽい灰色、お腹側は白で、黒い筋が入り、まるで鷹の様な模様をしています。

良く木の先端に留まる☆

 

 

 

 

 

 

次に生態ですが、日本へは夏鳥としてやってきます。
だいたい5月頃に来て繁殖をした後、9月頃には帰ってしまう感じでしょうか。
平地から山地の林の縁や、草原等の少し開けた場所を好むようです。
平地とは言うものの、あまり平野部で見かけた話は聞かないので、どちらかというと少し標高の高い高原に多いんではないかなという個人的な意見です。

ちなみに写真は全て尾瀬で撮ったもので、他には霧ヶ峰や戸隠でも声は聞けたのですが撮影とまでは行きませんでした。 朝に鳴いている事が多いので、ぜひ泊まりでの散策をお勧めします☆

尾瀬高原ホテル

車山高原スカイパークホテル

尾瀬の青い空とカッコウの声 最高です

 

 

 

 

 

 

関連:カッコウが見られる尾瀬や霧ケ峰の情報はこちらです

探鳥地案内 尾瀬シリーズ 初夏の尾瀬沼6月

探鳥地案内 八島ヶ原湿原

 

鳴き声が特徴的で、「カッコウ、カッコウ」とよく通る声で鳴きます。 そのまま名前の由来にもなっているほど、分かりやすい鳴き声です。
この声がまた、高原の朝に本当に良く通り、高原のさわやかな朝を演出してくれます。
時計なんかにももちろん採用されています☆

目立つ所で鳴く事が多い

 

 

 

 

 

 

もう一つ特徴的な事は、カッコウだけではなくカッコウの仲間の種にも共通しているのですが、托卵(たくらん)という行動をとります。
ようは、自分で巣を作ったり子育てはせずに、他の種の巣に卵を産みつけ、その種に育てさせるという習性です。
産みつけられた側は、気付かずに自分より大きなカッコウの雛を育ててしまうという、非常に不思議な自然界の習性・本能による行動によって、カッコウ類はその種を繋げています。
産みつけられる側の鳥はモズオオヨシキリが多いのだそうですが、ただやられっぱなしかというとそういう訳でもないらしく、卵を見分けられるものも出てきているそうです。

非常に興味深い話ですね。
あのさわやかな声の主にはこんな特殊な習性があったとは。

スポンサーリンク

余談ですが、カッコウの声、私はさわやかな声で好きなのですが、どうもそうではなかった人々も多いようです。
閑古鳥(かんこどり)って聞いた事有りますか? 人が少なくて寂れた様な状態を「閑古鳥が鳴く」というような表現で表す事が有ります。 この閑古鳥が、じつはカッコウの事だそうです。 カッコウ・カッコウと鳴く声が、少し物悲しい感じに聞こえて、閑古鳥という別名が付いた説が有力なのだそうです。

かの有名な俳人もこんな句を詠んでいます。

「憂き我を さびしがらせよ 閑古鳥」 松尾芭蕉

実際に高原で声を聞いてみると、状況によっては爽やかに聞こえたり、悲しく聞こえたりするのかもしれません。

雨の日は悲しく聞こえるかも・・・

 

 

 

 

 

 

5月になれば少しずつカッコウ達も日本に到着し始めます。 ぜひ一度カッコウの声を聞いて物思いに浸るのもよいのでは。

声が聞こえる方向の、高い木のテッペンや目立つ枝の先にとまっている事が多いので要チェックです!!!

 

 

 

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)