野鳥図鑑 磯だけにいるわけじゃない イソシギ

水辺の鳥といえば、サギの仲間やカモの仲間、あるいはシギ・チドリの仲間が思い浮かびます。
特にシギ・チドリは渡りのシーズンになると大群で移動し、また、日本には立ち寄るだけで去ってしまう旅鳥が多いので、珍しさも相まって人気の鳥です。多くの種が旅鳥として見られますが、一部留鳥として観察できる種もいます。その中の一種が、今回紹介するイソシギです。
名前だけ聴くと海にいそうな名前ですがどうなんでしょうか??

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まずは体の特徴です。 大きさは約20cmでムクドリより少し小さいくらいの鳥です。
体の色は背面が灰褐色で、黒い斑紋が入ります。お腹側は白い羽毛で覆われていますが、顔から胸にかけては灰褐色の斑紋が入ります。
また、目の上の眉斑は白く、過眼線は暗い色をしていて、嘴は暗い褐色です。

可愛い顔☆

 

 

 

 

 

 

次に生態ですが、分布に関しては、九州より北、本州中部までは周年見られる留鳥、本州中部以北にいる個体は冬に南の地域へ移動する漂鳥として観察できます。
主に、河川や湖沼・干潟・岩礁海岸に生息しています。
他のシギと違い亜高山に近いような湖沼や河川でも見られるのが特徴です。
上高地では毎年の様に観察されます。

淡水にもいます☆

 

 

 

 

 

 

関連:渡りの区分や亜高山等の解説はこちらへ☆

野鳥豆知識 渡りの区分って何??

野鳥豆知識 森林限界ってなんぞや?? 生物の高度分布について

 

「いそしぎ」と聞くと映画を思い浮かべる方もおられるかと思います。
1965年のアメリカの映画で、原題名は「The sandpiper」で、シギ・イソシギという意味ですので、日本での作品名は直訳して「いそしぎ」と名付けられたようです。カリフォルニアの海岸を舞台にした映画で、若き日のエリザベステイラーがヒロインとして出演し、主題歌がアカデミー賞歌曲賞・グラミー賞最優秀楽曲賞を受賞するなど話題になった映画です。

 

映画の中で、ヒロインがケガをしたシギの子供を手当てをし、再び大空へ返すシーンが非常に印象的なシーンとして描かれています。
しかし、世界規模での分布を見てみますと、イソシギは、ユーラシア大陸の温帯・亜寒帯域で繁殖して冬期はアフリカ大陸・オーストラリア大陸・ユーラシア大陸の南の方で越冬しています。
実は、カリフォルニアでのお話ですが、アメリカには生息していない鳥です。
迷鳥としては絶対にいないとは言い切れませんが、おそらく違う種のシギの事であろうと思われます。



そんな話に脱線してしまいましたが、見た目も可愛らしく、旅鳥ではないので、比較的いつでも見られる鳥です。
見られる範囲も海だけではなく、山の中の河川や湖沼でも見られるので、シギチドリのコレクションの第一種目としてお勧めの鳥です☆

結構います☆

 

 

 

 

 

 

え?こんなところにシギが??っていうところに居ます。

宮ケ瀬ダムと上高地で観察することが出来ました。
どれもまさかいるとは思っていないところでの出会いだったので驚きです。

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