野鳥豆知識 外来種!!

外来種って聞いたことはありますか? 少し前に世間をにぎわせたヒアリやセアカゴケグモなんかはとても有名ですよね。そんな外来種に関するお話です。

外来種ってなんだ?

もともとは日本にいなかった種の生物・植物が日本へやってきて、棲みついたものを外から来た種で、外来種といいます。
では、彼らのような外来種とはどうやって日本へやってくるのでしょうか?

どうやって侵入する?

外来種はやって来た経緯によって、大きく二つに分かれます。 意図的に持ち込まれたものと、偶発的にやって来たものです。 意図的に持ち込まれたものとはどいう言事でしょうか?

ペット・家畜

ペットや家畜等の飼育目的で、持ち込まれたものが、逃げたり、話されたりした結果、棲みついてしまったもの。 カミツキガメとかアリゲーターガーとかよくテレビに出てますね。

天敵導入

ある種の駆除等を目的に天敵として放されたものが、増えて棲みついたもの。

有名なのはハブとマングースのマングースがこの事例にあたります。

一次産業

食用として持ち込まれたものが、増えて棲みついたもの。 これはウシガエル等ですね。

緑化やガーデニング

園芸用や、道路の緑化のためにも外来種が持ち込まれました。そのうち、定着力の高いものが自然界にも入り込んで広がったパターンです。

娯楽

釣りの対象等の娯楽として輸入・放されたものが広がったもの。 バラックバスがこれにあたります。

これらに対し、偶発的に入ってきたものは、例えば世界中からやってくる舟に乗ってきてしまったもの、輸入品の梱包等に混ざってしまっていたもの等、偶然入ってきてしまったものです。 冒頭のヒアリ・セアカゴケグモはこっちの偶然入ってきてしまったものに入ります。

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なにが問題なの?

外来種の何が問題なのでしょう? そのもの自体が毒を持っていたりして、人やその他の生物に直接危害や悪影響を及ぼすこともあります。
もちろんこれも良くないことなのですが、もっと大きな視点で見るとかなりヤバいことが起きてしまいます。 もともとの生物(在来種)を食べつくして絶滅の危機に追いやることも有りますし、直接食べなくても、大量に増えて餌を食べつくすことで、その他の生物の餌がなくなり、間接的に在来種に悪影響を及ぼすことも有ります。 さらには、似たような種で、在来種と交配してしまって、在来種と外来種のハーフが生まれてしまい、結果的に純粋な在来種を絶滅に追いやる。というようなことが起きます。

これを、生態系の破壊といいます。 

特定外来生物!!

もともとの生態系に悪影響を及ぼす危険が高い、または既に悪影響が有るものを環境省が特定外来生物・未判定外来生物に指定したり、別の指標の生態系被害防止外来種リストを作成し、規制や注意喚起をしています。

また、日本生態学会という機関も、侵略的外来種ワースト100というリストを作成し、注意喚起を呼び掛けています。

鳥にもいるの?

残念ながら、鳥類にも指定を受けている種がいます。

現在、特定外来生物に指定されているのは、カナダガン・シリアカヒヨドリ・ガビチョウ・ヒゲガビチョウ・カオジロガビチョウ・カオグロガビチョウ・ソウシチョウという、7種類です。 特定外来生物の指定はないものの、侵略的外来種の指定を受けているものは、

コウライキジ・ドバト(カワラバト)・シロガシラです。 

実は侵略的外来種にはもう2種ガビチョウ・ソウシチョウも指定されています。

ガビチョウ 「呼んだ??」

 

 

 

 

 

 

ソウシチョウ 「呼んだ??」

 

 

 

 

 

 

ダブルで指定されているわけですね。

この二種どんなけ狂暴か!!と思われる方もいるかもしれませんが、何のことはない小さな野鳥です。 ただ、この種たちの住む場所が、昔から変化をしていない天然の自然林に多く都市部には少ないというところがポイントのようです。 今のところこの種に寄っての悪影響は特に確認はされていないとのことですが、今後さらに生息域を拡大すると、天然自然林の生態系を大きく変えてしまう可能性があるということで、予防的な意味で指定をされているようです。 ソウシチョウはよく山の中で見かけるのですが、ガビチョウに至っては、結構市街地の公園でも見られるので、いよいよ増えてきているのかなという感じは受けます。

ソウシチョウ 見た目は可愛い

 

 

 

 

 

 

目元がおしゃれ☆

 

 

 

 

 

 

実は外来種!?

日本人にとって最も身近な鳥、スズメも実は外来種といわれています。日本に元々いたわけではなく、遥か昔に稲作の文化と一緒に大陸から渡ってきたというわけです。 とは言っても、現行の法律では、明治時代以降に入って来たものという定義がありますので、現在は外来種には当たりません。

もう一例、埼玉県のキャラクターでもお馴染みのシラコバト、この鳥も実は江戸時代に移入されたという説があります。(もともといたという説もあります) 今では、絶滅危惧種に指定されたうえに、国の天然記念物にも指定されて保護されています。

最も身近な鳥のスズメに関してはこちらの記事で紹介しています。

野鳥図鑑 いつもあなたの側に スズメ

さいごに

この違いは何なんだ!!とソウシチョウたちの声が聞こえてきそうですが、入ってきた時期によってこうも扱いが違うとは。。。

とはいえ、法治国家に住んでいる以上、法律を破ってはいけません。
出来ることは、ほかの鳥と同じように見守るくらいでしょうか。

ソウシチョウは可愛いです☆ ガビチョウはうるさいです☆

 

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