野鳥図鑑 ええ声なのに声が大きすぎる ガビチョウ

日本三鳴鳥は美しい声で囀る野鳥の代表で、古くから親しまれ、可愛がられてきました。
このように野鳥の美しい囀りは本来プラスの方向に作用し、イメージアップにつながることが多いのですが、残念ながらそうはいかなかった鳥がいます。
今回はそんな残念な鳥、ガビチョウを紹介します。

スポンサーリンク

まずは体の特徴からです。 大きさは22cm~25cmで、ムクドリに近い大きさです。
体の色は全身が茶褐色で地味な配色なのですが、目元と目尻に切れ長に入る白い模様が非常に特徴的です。

目の周りが特徴的☆

 

 

 

 

 

 

関連:大きさ的にはこの鳥くらい☆

野鳥図鑑 群れに注目!! ムクドリ

 

次に生態ですが、本来は日本には生息せず、中国南部や東南アジアを中心に分布している鳥です。
ペットとして持ち込まれたものが籠脱けしたり、放鳥されたりしたものが、日本各地に定着した、いわゆる外来種にあたります。

 

現在では、関東・から九州北部の広い範囲で留鳥として観察されています。最近になって、東北地方の南部でも確認されるなどますます勢力を拡大しています。
ただ、積雪の多い東北地方の北部への進出は、地上で餌を捕る生体上難しいのではないかと考えられています。
基本的には平地・里山などの雑木林や都市部の公園でも見られる鳥です。
非常に大きな声で騒がしく囀るので、居ればすぐにわかると思います。

声も綺麗なのですが、何せちょっとうるさいくらいです。

「誰がうるさいんや??」

 

 

 

 

 

 

 

また、色々な鳥の鳴きまねをしてみたり、決まったパターンで鳴く訳ではないというところも、うるさく感じてしまう原因かもしれません。
もともとは、声が美しいという事で中国から愛玩鳥として入ってきたのですが、あぁも声が大きいと、やはり面倒が見切れない、となった人が多かったのではないでしょうか。

現在のところは、ガビチョウの定着・勢力拡大によって特に大きな生態系への悪影響は確認されてはいないようなのですが、広まるスピードが驚異的なので、同じように地上で採食するツグミ・シロハラなどの生態が脅かされる可能性が有るという事で、特定外来生物・侵略的外来種ワースト100という不名誉な指定を受けている鳥でもあります。

関連:外来種に関してはこちら☆

野鳥豆知識 外来種!!

野鳥図鑑 美しい外来種 ソウシチョウ

 

日本では、家同士が近かったりすると余りにも囀りの声が大きく、騒音・近所迷惑となりペットとしては定着しませんでしたが、今でも中国では一般的な飼い鳥で、鳴き合わせ会などのイベントも行われているそうです。

 

 

森林の中を歩いていて、綺麗な声が聞こえると、キビタキか?オオルリか?
と期待してしまった所で、出てきたのがガビチョウだった時の落胆たるや尋常では有りません。
特に、高尾山や、埼玉の秋ヶ瀬公園などでは非常に数が多く、綺麗な声が聞こえても大きすぎる声には要注意です。
あまり過度の期待をしてからのガビチョウは結構つらいです。

水浴びに来たガビチョウ!!

 

 

 

 

 

 

決して日本に広まったのは彼らが悪い訳でも無く、良くみると目元に特徴が有り魅力はある鳥なのでしょうが、やはり、大きすぎる声と、夏鳥を期待してからのガビチョウというところの落胆からあまり人気の出ていない残念な種だと思います。
本当に広く生息していて、以前住んでいた横浜の端の方のうちの近所でも何羽も囀っていましたし、通勤路の貯水池のちょっとした草むらや、公園のちょっとした茂みなどでも大きな声で囀っていましたので、もうすでにどこでも見られる鳥になりつつある感じがします。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)