野鳥図鑑 太陽と月 エゾムシクイ

空に昇るものといえば、太陽と月です。 そんな太陽・月を声にし続ける、もしや天体好きなのか??と思われる鳥を紹介します。エゾムシクイです。

スポンサーリンク

まずは体の特徴です。 大きさは11~12cmで、スズメより小さい鳥です。
色は、背中側が暗い緑がかった褐色で、胸からお腹にかけては白っぽい色をしています。
目の上の眉斑は細く、黄色みがかった白です。

他のムシクイとの判別は極めて難しく、その場で姿だけを見て見分けるのは至難の業だと思います。

急な崖の斜面にいた☆

 

 

 

 

 

 

次に生態ですが、日本へは夏鳥として主に本州・北海道に渡ってきます。
一部四国での観察例もあるようです。
比較的標高の高い亜高山帯の針葉樹林や、低山地と亜高山帯の境目にある、針葉樹と広葉樹の混合林を好みます。
さらに、急な傾斜、崖地を好む傾向が有り、なかなか出会える場所が限定されてしまう種です。

関連:夏鳥・亜高山?詳しくはこちらの記事で解説しています。

野鳥豆知識 渡りの区分って何??

野鳥豆知識 森林限界ってなんぞや?? 生物の高度分布について

 

他のムシクイの仲間との見分けが難しいと書きましたが、安心してください。
この日本で見られるムシクイの代表各の三種センダイムシクイ・メボソムシクイ・エゾムシクイは鳴き声がみんな特徴的で、見分けは難しくても聞き分けは簡単です☆

※今は4種でオオムシクイも含まれるとすることが多いようです。

さらに、この三種は、微妙に棲む標高が違っていて、なんとなく棲み分けがされています。

関連:気になる残りの2種はこちらの記事へ☆

野鳥図鑑 とりあえず、焼酎一杯グイーっと センダイムシクイ

野鳥図鑑 山小屋の商売繁盛祈願をする鳥 メボソムシクイ

 

気になるエゾムシクイの鳴き声ですが、非常に高い声で、「ヒーツーキー」「ヒーツーキーヒー」と聞こえる声で鳴きます。
冒頭の太陽と月はこの鳴き声の聞きなし、「日月」からきています☆
とても高くよく通る、金属音に近いような声なのですぐにわかると思います。

エゾムシクイは漢字で書くと蝦夷虫喰と書きます。
時代が進むにすれ、蝦夷がさす地域は狭くなり、北海道を指すようにまでに小さくなりましたが、蝦夷とはもともとは大和朝廷から見て日本列島の東方・北方に棲んでいた人を指します。
関東、東北、北海道あたりですね。

 

このことから、蝦夷は日本の北の方という意味合いで使われていたのだと思います。
そこで、日本の北の方にいるムシクイというところからエゾムシクイという名になったんではないかと思われます。
ちなみに、エゾ○○というエゾを頭に着ける鳥は多く、エゾライチョウという種や、エゾコゲラなんて名前の亜種等がいます。
沖縄地方にいる鳥にリュウキュウというのが頭に着くのと感覚的には同じ感じでしょうか。

さて、エゾとはついているものの特に北海道や東北だけに棲んでいるわけではないエゾムシクイですが、やはりみられるところは彼らの住環境へのこだわりが強いので、限定されます。
お勧めなのが、上高地です。
ここは亜高山帯に切り替わるちょうど境目くらいの標高で、針葉樹と広葉樹の混合林が有ります。
さらに、ビジターセンターの裏手には結構急な崖地が有って、まさに好みにピッタリです。

もう一つお勧めは、尾瀬ヶ原と尾瀬沼との間の登山道です。
ここも針葉樹と落葉樹の混合林があり、崖地も多いです。
ここも好みにピッタリです☆



なぜお勧めできるかといいますと、筆者が見た事が有る、声を聴いた事が有るのがこの2カ所だからです(苦)
もう少し手軽に行けるところがお勧めできればいいのですが、私自身まだ経験が浅いもので、ご容赦ください。
二カ所とも、非常に良い場所で、一気にムシクイ3種コンプリート出来る可能性のある場所です。
ぜひ会いに行ってみてはいかがでしょうか☆

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)