野鳥図鑑 海水を飲む青いハト アオバト

何かの拍子に海水を飲んでしまったことはありませんか?
人間は海水を飲むとしょっぱくて「ゔぉえ~っ(泣)」ってなって咽ますよね。
しかし、あのしょっぱい海水を何故かわざわざ飲みに来る鳥がいます。
今回はそんな鳥、アオバトです。

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まずは体の特徴からです。 大きさは約33cmで、キジバトやカワラバトと同じくらいの大きさです。
体の上面が暗い緑褐色で、お腹側は明るい黄緑色をしています。
雄の翼は、赤褐色の部分が有ります。
アオバトの場合のアオは昔の色を表す言い方で、アオゲラ・アオジと同じく緑という意味のアオで、瑠璃色を指す現在の青では有りませんので注意が必要です。

海にやってきた!!

 

 

 

 

 

 

関連:アオい(緑)鳥達はこちら☆

検索 野鳥図鑑 青い??緑?? アオジ

野鳥図鑑 日本固有種 アオゲラ

 

次に生態です。日本では本州・四国・九州では留鳥として、北海道では夏鳥、南西諸島では冬鳥として観察できます。
平地から山地の森林に棲んでおり、十羽程度の群れで過ごしていることが多いようです。
また、春から秋にかけて、海岸に現れて、命がけで海水を飲むという不思議な生態を持った鳥です。
北海道の小樽や、神奈川県の大磯の海岸に集団で現れる事で有名です。

波に気をつけて!!!

 

 

 

 

 

 

特に大磯の照ヶ崎海岸という場所は、アオバトの集団飛来地として、神奈川県の天然記念物に指定されています。
この大磯には、約20~30kmも離れた丹沢山地に棲む個体もわざわざ足を運んでいることが分かっています。

なぜ海水を飲むのかについては、完全に解明はされてはいないのですが、通常エサとして食べている木の実等に含まれていないミネラル成分を補給するためではないか?と考えられています。
しかし、海水を飲みに来ない冬の間は飲まなくていいのか?という疑問や、そもそも海がない県、例えば栃木などに棲む個体は海水を飲んでいないという事、等まだまだ謎が多い習性です。

 

山梨県と東京都の県境、柳沢峠でアオバトの声だけ聴いた事が有るのですが、ここも海までははるか遠くなので、どうしているのか謎ではあります。
さて、柳沢峠で聞いたアオバトの声、かなり変わった不思議な声で鳴きます。
ハトといえば「クルッポー」とか「トゥートゥドゥ・ドゥドゥ―」みたいな声を想像しがちですが、このアオバトは、「ウゥ~~~ウアァ~~~オォゥ~~」となかなか文字に起こしにくい、うらめしや~~的な、ちょっと怖い感じで鳴きます。
余りの不気味さに魔王鳩と呼ぶ地域もあるのだとか。

関連:柳沢峠の情報はこちら☆

探鳥地案内 山梨県 夏の柳沢峠の林道

 

声は特徴的ですが、森の中ではなかなか見つけにくい鳥です。色も緑で、木々の中へ入られるとそう簡単には見つけられない鳥ですが、春から秋の大磯の海岸へ行けばいい確率で見られます。
波にのまれる危険、ハヤブサなどの天敵に襲われる危険を冒してまで、はるばる海水を飲みにくる不思議な生態を一度見に行ってみてはいかがでしょうか☆

 

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