探鳥地案内 長野県・富山県 秋の立山黒部アルペンルート 大町~立山室堂

富山県の立山駅から長野県の扇沢駅までの区間を様々な乗り物を乗り継いで標高3000m級の山々が連なる北アルプスを通り抜ける事が出来る立山黒部アルペンルートは世界でも有数の山岳観光ルートです。
余りにも登山やその他の観光が有名になってしまってあまり取り上げられませんが、このアルペンルート、探鳥地としてもとても魅力のあるコースです。
今回は長野側大町~最高地点立山室堂までの区間を案内します☆

 

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何処にある?

長野県大町市の扇沢駅から北アルプスの赤沢岳・立山を通り抜け富山県立山町の立山駅の間を結ぶ観光コースです。
長野側は扇沢駅の標高1433mから最高到達点立山室堂の標高2450mまで実に高低差1017mの道のりです。
ほぼ全域が中部山岳国立公園内にあります。

関連:国立公園についてはこちら☆

国立公園・国定公園・国営公園の違いって?

 

どんなコース?

長野県側の入口は扇沢駅という関西電力が運営しているトロリーバスの駅です。
標高は1433mで、すでに亜高山帯に入ろうかとする標高に位置しています。
扇沢駅からトロリーバスで約16分6.1kmのトンネルを抜けると、有名な黒部ダムに着きます。
このトンネルは標高2678mの赤沢岳を貫通し、途中で富山県に入ります。
黒部ダムの標高は約1470mで、ダムの上部を歩いて先へ進みます。
また、観光地なので、食事・土産物屋・遊覧船など様々な施設が有ります。

観光放水☆

 

 

 

 

 

 

ダム上部を進むと次の乗り物の駅、黒部湖駅が有ります。
黒部湖駅からは、ケーブルカーで一気に登ります。
約5分掛けて黒部平という駅に着きます。
この間、距離にして800mしかありませんが、黒部平の標高は1828mです。
黒部湖駅が1455mなので一気に373m登ります。
一番急な部分の勾配は約30.2°です。
三角定規の30°って大したことない感じがしますが、現実に目の前にある30°は結構ヤバいです。

結構な迫力!!!

 

 

 

 

 

 

黒部平には駅舎に庭園が有ったり、高山植物園があったり少し散策する場所が有ります。
また目の前に広がる大きな谷の上を次に乗るロープウェーで超えていきます。
黒部平からロープウェーに乗る事7分約1.7kmで大観峰に到着です。
大観峰の標高は2316m、断崖絶壁にあり、展望台からの景色は圧巻です。
黒部ダムが遥か下に見えます。
ちなみにこのロープウェー、途中に支柱が立っていないワンスパン方式という工法で作られています。
自然環境に与える影響を最小限にするためだとか。
しかしよくこんなところに建てたなと、建設業恐るべし。
さて大観峰からは再びトンネル内をトロリーバスで進みます。
バスで10分3.7km進むと最高到達点の室堂です。
標高2450m、目の前には標高3150mを誇る立山をはじめとする山脈が広がり言葉を失う絶景です。

言葉を失う・・・

 

 

 

 

 

 

まさに天空の庭園。
ちなみに駅舎にはホテルも併設されており、またテントサイトも整備されていて、宿泊できます。
ここで一泊して富山側へ抜けるという縦断をぜひしてみたいものです。
ここまで登るともう高山帯で、周りに背の高い木はありません。
剥き出しの山肌とハイマツ・背の低いナナカマドの林が広がる空間となっています。

 

アクセスは?

長野県側の入口 扇沢駅へのアクセスは

公共交通機関

JR大糸線信濃大町駅より路線バス

長野駅より特急バスもあるようです。

車の方

長野道安曇野ICを降り国道147号を北上、県道45号線経由で約60分です。

秋の見どころは?

室堂で1泊する予定であれば少しゆったり回れますが、日帰りだと時間配分をしっかり考え、時間に少し余裕をもって行程を勧めるようにした方が良さそうです。
人気のある場所なので、時期によっては相当込みます。乗り継ぎの度に待ち時間でかなりの時間を消費してしまうことも考えておかないといけませんね☆
ちなみに私は日帰り弾丸ツアーで行ってきました。
安曇野に住んでいた時に行ったのでそこまで弾丸感は無かったですけど。

扇沢駅周辺

駅の2階には売店とレストランが有ります。
駅周辺もすでに1400mの位置にあり、周囲には森林が広がっています。
鹿島槍などの登山道も有り、もちろん鳥の声も聞こえますが、帰りに降りてきてまだ明るく、元気が有れば少し散策してもいいかもしれません。
往路はとにかく上を目指しましょう!!

黒部ダム

代表的な観光地で、レストハウスがあり、食事や土産物などが楽しめます。
湖畔には遊歩道や散策路がいくつか整備されています。
また湖上遊覧船が運行されており、約30分のコースで黒部湖を巡ります。
歩きでは見に行けない場所を見に行けるのと、何より気持ちがいいのでお勧めです。
時間に余裕が有ればぜひ乗ってみてもよいのではないでしょうか☆
湖畔のトレッキングコースも吊り橋などが有り楽しそうです。

船からの眺め☆

 

 

 

 

 

 

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黒部平

標高1800mということですが、まだ広葉樹も残っています。
秋には紅葉が素晴らしくまさに絶景です。

綺麗☆

 

 

 

 

 

 

グラデーションが良い感じ☆

 

 

 

 

 

 

比較的標高の高いところを好むコガラ・ヒガラ等のカラ類などは居そうです。
黒部湖上空を飛ぶ猛禽類も見られそうですね☆

大観峰

ここでは散策ルートはありませんので駅舎からの眺めを楽しみましょう。
眼下に広がる一面の紅葉した山肌、まさに絶景です。

凄すぎる景色☆

 

 

 

 

 

 

室堂

標高2450mの高山帯です。
みくりが池・みどりが池という池が有り、この池を周遊するコースの他、登山道なども有り、持ち時間に合わせて散策できるエリアです。
アルペンルートの最高地点であり、最大のハイライトとなる場所です。
景色は言葉では表せないほど壮大で迫力が有り圧倒されます。

壮大な風景

 

 

 

 

 

 

高山帯ということで、イワヒバリ・カヤクグリ・ホシガラスといった普段なかなか見ることが出来ない高山の鳥たちと出会えるのも魅力です。

登山道にカヤクグリが!!

 

 

 

 

 

 

さらに、この室堂でぜひとも会いたい鳥がいます。
国の特別天然記念物にも指定されているライチョウです。
この室堂周辺にはH28年の調査で295羽が生息しているとすいていされたそうです。
ちなみに前回調査はH23年で284羽、この5年で約4%増加しているとのデータが有ります。
全国ではすでに2000羽を切っているのではないかといわれる中、室堂周辺だけで1割以上が生息しているということです。
まさにライチョウの楽園。
観光客にもあまり警戒心を持っていない個体もいるようで、すぐ近くで観察されることも有るようです。
残念ながら私は見れなかったのですが、「さっきまでそこにいたのに」とおっしゃる方が居られたので、かなりの確率で見ることが出来るんだと思います。
アクセスなどを考えると、登山家でない一般の人がライチョウに会える可能性が日本で一番、しかも断トツで高い場所だと思います。

関連:室堂で出逢える鳥達はこちら☆

野鳥図鑑 地味にかわいい☆ カヤクグリ

野鳥図鑑 多夫多妻?? イワヒバリ

 

さいごに

今回の長野側からの室堂折り返しコースは、どちらかというと観光色が強いコースで、乗り継ぐ乗り物も多くなかなか自由な散策時間がとりにくいかもしれませんが、それぞれのポイントの待ち時間でもいろいろな野鳥に会えるチャンスは十分にあるコースです。
中でも、室堂は、ライチョウというとても貴重で尚且つ可愛らしい鳥に会えるチャンスが非常に高い場所です。

 

それだけでも行く価値はあります☆
また、室堂近辺で泊まってゆっくり時間をかけて散策するのもいいんではないかと思いました。できる事なら富山側へ降りて縦断してみたいものです。
車の移送をしてくれるサービスも有るようですので、マイカーの方も通り抜けは不可能ではありません☆

 

おまけ情報 大町温泉郷

扇沢駅へ上る途中にある温泉街で、鹿島川という川沿いに有ります。
温泉街の面積は約40haと広大で、温泉旅館・ホテル等宿泊施設から、食事処・お土産物店・博物館までが立ち並びます。
また敷地周辺をシラカバやカラ松の林に囲まれ、自然豊かな環境の中でゆったりと安らげます。
日帰り温泉にも対応している所もあるので、探索で疲れた体を少しリフレッシュしてから帰路につくのも良いかもしれませんね☆



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